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2024.12.23

ユナイトアンドグロウの須田社長がITビジネス研究会で「IT部門のシェアード社員」を講演

 ITビジネス研究会は12月18日、ユナイトアンドグロウの須田騎一郎社長による講演「IT部門のシェアード社員」を開催した。ビジネスの成長や革新にテクロジーを活用することが強く求められる中で、中小企業がそんなITやデジタルに強い人材を採用、雇用するのは容易なことではない。そこにシェアード社員という考え方が生まれた理由がある。

 同社の社員は複数の中小企業のIT部門担当者になる。派遣でも請負でもなく、会員制の準委任契約で、社員のスキルレベルと1時間あたりの料金を明確にし、顧客が必要な時に必要なだけ活用できる仕組み。それをシェアード社員と呼ぶ。1人が平均3.7社を担当する。その1社に平均3.7人の社員が関与する。「ひたすら人を増やし、顧客を増やす」(須田氏)し、2030年に社員1000人にする。

 2024年度(12月期)の売り上げ見込みは約30億円で、8年連続の増収増益を達成し、年率15%で伸ばす。社員は290人、顧客は290社。給与は2017年の461万円から2023年には630万円と上げ続ける。700万円、800万円にしていく。基本方針は、ハードやソフトを販売しない、下請けにならない、下請けを使わない。ベンダーから独立し、顧客のシステム化を成功させることにある。(田中克己)

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