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2025.11.04

ガートナーの戦略テクノロジー予測、26年にAIネイティブ開発PFなどが浸透

 ガートナージャパンがこのほど、2026年に企業や組織にとって重要なインパクトを持つ「戦略的テクノロジーのトップ・トレンド」を発表した。バイス プレジデント アナリストの池田武史氏によると、「テクノロジー・リーダーにとって、2026年はかつてないスピードで拡大するディスラプション、イノベーション、リスクに直面する」とし、責任あるイノベーション、オペレーショナル・エクセレンス、デジタル・トラストを推進しなければならないという。

 トレンドの1つめは、AIネイティブ開発プラットフォーム。生成AIを使用したソフト開発が新たな段階に進む。人間とAIが「小さなチーム」として協働し、アプリケーションを開発していく。先進的な組織は、セキュリティとガバナンスのガードレールを整え、小規模のプラットフォーム・チームを設置し、非テクノロジーの領域専門家が自らソフトを構築できるよう支援もする。

 2つめは、AIスーパーコンピューティングPF。CPU、GPU、AI ASIC、ニューロモルフィック・コンピューティングなどを統合し、新たなレベルのパフォーマンス、効率性、イノベーションを実現する。機械学習、シミュレーション、アナリティクスなどの領域でデータ集約的なワークロードに対応する。3つめは、マルチエージェント・システム 。個別または共通の複雑な目標を達成するために相互作用するAIエージェントの集合体のことで、複雑なビジネスプロセスを自動化し、チームのスキルを向上させ、人間とAIエージェントの新しい連携のあり方を創出する。

 このほかドメイン特化言語モデル、フィジカルAI 、先制的サイバーセキュリティ 、デジタル属性、ジオパトリエーション、AIセキュリティ・プラットフォーム、コンフィデンシャル・コンピューティングを挙げる。(田中克己)

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