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NEWS&TOPICS

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2020.06.01

20年のICT市場規模は6%マイナスに

 IDCジャパンがこのほど、4月末時点における新型コロナウイルス感染症の最新状況を考慮した国内ICT市場予測のアップデートを発表した。それによると、2020年の国内ICT市場(支出額ベース)は27兆8357億円と前年比で6.1%落ち込むという。4月3日に発表した市場成長率から1.6ポイントも低下した。

 セグメント別の伸び率予測は、スマートフォン/PC/タブレットなどのデバイスがマイナス24.3%(前回予測比2.3ポイント減)、サーバー/ストレージ/IaaS/ネットワークなどのインフラがマイナス3.9%(同2.7ポイント減)、ソフトウエアが0.6%(同3.4ポイント減)、ITサービスがマイナス2.8%(同1.0ポイント減)、テレコムサービスがマイナス1.2%(同0.7ポイント減)と予測する。

 デバイスやインフラのハード市場は、サプライチェーンの混乱拡大やユーザー企業側の出社自粛などによる影響が拡大すると読む。一方、マネージドサービスを提供するIT サービスは、プロジェクトへの依存度が小さいので、影響は軽微とみている。唯一前度比増を予測するソフトも、オンプレミス中心のプロジェクトの延期や中止によって、19年並みの市場規模とみる。(田中克己)

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