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2026.03.09

【MWC26】ファーウェイ、エージェントインターネット時代の到来を予測

 通信機器ベンダーの中国ファーウェイは「インテリジェント・コンピューティング・プラットフォーム・サービス・ソリューション」を正式に発表した。グローバルAI時代に向けた堅牢で高性能な基盤を提供する同社にとっての重要なマイルストーンだという。

 同社によると、コンピューティングパワーに対する世界的な需要が急増する中、インテリジェントコンピューティングインフラの迅速な導入と安定した運用は、通信業界にとって重要な課題となる。そこで、フルスタック・インテリジェントコンピューティング・プラットフォーム・サービスがコアアルゴリズムと深い専門知識を活用し、こうした課題を解決する。エンドツーエンドのワンストップ・コンピューティング・ソリューションを提供し、サービスの立ち上げと運用を迅速化できるという。

 3月2日、上級副社長兼ICTセールス&サービス部門プレジデントのリ・ペング氏が、通信事業者が5G-AとAIの価値を最大化し、エージェントインターネット時代への移行を加速する方法について基調講演を行った。同氏はネットワークとAIが融合する中で、通信事業者は「5G-A×AI」へのアップグレードにより接続性の価値を再定義する機会を得られるとし、AIサービスの収益化を提案した。

 リ氏は「今年はエージェントインターネットの時代を迎え、ネットワークは人々をつなぐだけでなく、数千億のエージェントをつなぐようになる」と述べた。その流れに沿って、エージェント時代のAI中心ネットワーク向けに設計したAgenticCoreを発表した。通信事業者の主要サービス(音声、モバイルインターネット、ホームブロードバンド)の近代化と強化を支援し、端末・ネットワーク・ビジネスのシナジー効果を実現するエージェント・ネットワークへの進化を加速させることになるという。

 ICT事業グループCEOのヤン・チャオビン氏は3月3日、「誰もがAIのファーストトラックにアクセスできるようにするための取り組みを強化しよう」とICT業界に呼びかけた。「インテリジェント時代は急速に到来している。日々新たなAIアプリケーションが登場しており、業界が一丸となって5G-Aの潜在能力を最大限に引き出す時が来ている。U6GHz帯のような新たな周波数資源を効率的に活用し、業界に新たな価値を創造するとともに、6Gへの道を切り開いていく必要がある」と述べた。

 このほかインテリジェントオペレーション向けのAIネイティブフレームワークと新世代のインテリジェントソリューション、5G-Aモバイルトランスポートネットワークのアップグレード、エージェンティック・コミュニケーション・ネットワーク(ACN)の3つの主要機能(デジタルID管理、動的グループ通信、コラボレーション・タスク・セッション管理)などを発表した。これらの機能は、マルチエージェント・コラボレーションにおける複雑な通信ニーズに対応し、モバイルAI時代の新たなサービスシナリオにおけるイノベーションを推進するという。(田中克己)

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