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2026.03.02

3年以内に機械的・定型的業務の9割がAIに代替される、ガートナーが予測

 IT調査会社のガートナージャパンがこのほど発表した「テクノロジ人材に関する最新の展望」によると、2029年までに機械的・定型的な業務のみに従事する人材の90%は「人間のように振る舞うAIによって業務を代替される」という。

 同社は「生成AIやエージェント型AIの進化により、文脈理解、対話、一定の判断を行うAIが実用段階に入り、これまで人が対応してきた定型的・反復的な業務の多くが、より低コストかつ安定的にAIで実行可能となる」と推測する。こうした業務は、人が担う前提そのものが崩れつつあり、AIエージェントや自動化基盤への移行が進むと見ている。結果、機械的・定型的な業務のみに従事する人材は、役割の見直しや業務代替の対象として扱われる可能性が高まっている。

 同社ディスティングイッシュト バイス プレジデント アナリストの亦賀忠明氏は「定型業務への依存度が高い人材は、早急に再教育や役割転換を前提とした判断を行い、AIを使いながら、人間ならではの価値を提供し続けられる能力を備える人材に転換できる取り組みの推進が必要」とコメントしている。「AIは単なる業務効率化や自動化の延長ではなく、産業構造、企業経営、人材の価値基準そのものを根底から書き換える産業革命的な変化をもたらす」と付け加える。

 一方、IT人材は、ハイパースケーラーやAIを前提とした環境を使いこなせなければ、市場における評価を大きく落とし、従来担ってきた役割を維持できなくなるという。(田中克己)

 

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