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2025.07.28

コンタクトセンターのCX調査、生成AI導入は2割強、消費者とのギャップ浮き彫りに

 米ナイスの日本法人が7月25日、コンタクトセンターにおけるCX(顧客体験)調査の結果を発表した。 今回で5回目となるこの調査では、消費者と企業合わせて250人を対象に、問い合わせチャネルの利用状況とそのギャップなどを調べた。

 調査結果によると、コールセンター業務に生成AIを導入・運用している企業は23.6%にとどまっている。 また、コールセンターでのカスタマーハラスメントが「生産性を下げる要因」と回答した企業は37.4%だった。

 一方、消費者が疑問解決のために最も利用する方法は、「WebサイトのQ&A閲覧」(88.8%)と「問い合わせフォーム」(77.6%)。しかし、WebサイトのQ&Aを用意する企業は59.6%、問い合わせフォームを用意する企業は63.2%と、それぞれ約6割にとどまる。消費者が多く利用する解決策としては、「電話問い合わせ」(90.4%)と「実店舗」(79.8%)をも挙げる。 

 2030年に高齢者の割合が3割を超える「2030年問題」に対する対策や検討の内容では、「雇用対策」(49.7%)、「FAQサイトやボットなどのセルフサービスの強化」(47.5%)、「自動化やDX推進による人材不足の補填」(47.5%)が上位を占めた。(田中克己)

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