メニュー

NEWS&TOPICS

NEWS&TOPICS

2024.05.06

データ分析の浸透には業務活用の企画力人材が必須、ドットデータがビジネスアナリティクス人材の育成へ

 データ分析プラットフォームなどを展開する米dotData(ドットデータ)がこのほど、ビジネスアナリティクス人材育成サービスを開始した。生成AIなどを活用しながら、ビジネスアナリティクスの体験と実践を通じて、データを基にビジネスを分析する能力を育成するもので、初級から上級までの3つのプログラムを用意する。

 同社CEOの藤巻遼平氏は「データ分析人材を育成しても、周りの人たちが理解、評価できないと、時間が経つと、データ分析を止めてしまう」と語り、ビジネスアナリティクス人材の育成で周りの人たちに分析結果から予測する能力をつけさせる重要性を説く。「周りの人に統計分析の話をしても嫌になってしまうので、まずは分析を体験してもらうこと」。ある鉄鋼会社は5年間で、約600人を教育した結果、電力などのコスト削減に向けたデータの分析と活用が当たり前になったという。

 つまり、分析する人に加えて、こうした企画力を持った人材や業務活用の能力を持った人材を育てることが、データ分析と活用を進めるということ。同時に、パートナー企業と協力し、分かりやすいユースケースや買ったらすぐに使えるユースケースを中小企業向けに揃えていくことも欠かせないという。(田中克己)

pagetop