テストソリューションなどのTricentis日本法人が12月12日に公表した売上高500億円以上の企業のITリーダーを対象にした調査結果によると、国内の大企業のアプリケーションのモダナイゼーションが進んでいないことが分かった。
調査結果によると、アプリのモダナイゼーションの進捗率は41%にとどまったという。とくに、ERPアプリのモダナイゼーションが完了した割合はわずか14%と低かった。
課題は、「質的なIT人材不足」(80%)と「量的なIT人材不足」(65%)で、同社は「人材不足が最大かつ最重要課題となっている」と指摘する。また、アプリテストの3分の2以上(67%)は未だ手動で実施していることも、「モダナイゼーションの障壁の一部として考えられる」と示唆する。(田中克己)