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2021.07.07

南紀白浜でのワーケーションの成果

 南紀白浜エアポートとTIS、NTTデータ経営研究所の3社が6月22日、和歌山県南紀白浜でのワーケーションと東京での在宅リモートワークを比較検証したる実証実験結果を発表した。参加したのはワーケーション13人、在宅リモートワーク7人で、ワーケーションは在宅リモートワークに比べて、業務生産性と心身の健康にポジティブな効果があったという。

 実験結果によると、職業性ストレスはワーケーション期間中もワーケーション終了後も低減する。中でも、抑うつ感は期間中に最大56.2%、終了後も42.5%低減したという。良質なパフォーマンスを発揮するための業務後の回復機会のリカバリー経験も、ワーケーション期間中に26.5%、ワーケーション終了後に23.2%それぞれ向上する。仕事に対する活力・熱意・没頭の程度であるワークエンゲージメントはワーケーション期間中に23.9%、ワーケーション終了後は少し下がり15.9%の向上だった。

 ワーケーションに参加した人たちのパフォーマンスは、ワーケーション終了後も向上する。たとえば、指示・期待された仕事の生産性は14.8%向上したという。なお、在宅リモートワークでは、ワーケーション参加者に見られたような変化はなかったという。以下に参考資料あり。(田中克己)

https://www.tis.co.jp/documents/jp/news/2021/tis_news/20210622_1.pdf

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