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2025.06.24

キャッシュレス決済におけるコード決済比率が急拡大、インフキュリオン調べ

 フィンテック企業のインフキュリオンが6月17日に公表した全国の16歳から69歳男女2万人を対象に実施した「決済動向2025年調査」によると、キャッシュレス決済におけるコード決済の比率が2019年の1.2%から2024年に9.6%へと飛躍的に増大した。調査を担当した森岡剛主任アナリストは「クレジットカードの利用は8割を超える大きな存在だが、コード決済が大幅に増えている」と、市場変化の兆しを説明した。

 経済産業省のキャッシュレス決済に関するデータによると、2024年のキャッシュレス決済比率は42.8%となり、政府目標の「2025年6月までに4割」とする数値を超えた。しかも、同社の調査では、コード決済アプリの利用率が72%になる一方、非対面購入ではクレジットカードが引き続き圧倒的な主流。しかも、タッチ決済によるクレジットカードの利用が主流になりつつある。

 「利用している決済手段」は、コード決済アプリの利用率が過去最高値の72%になり、ブランドデビットの利用率も29%と前回調査より11ポイント増加する。「利用している個別サービス」は、PayPayが58%と前回調査より7ポイント増加する。次いで楽天カードの49%、交通系ICカードの36%、楽天ペイの27%が続く。

 「お店のレジ(対面)でよく利用しているサービス・インターネット経由(非対面)での購入時によく利用しているサービス」は、対面ではコード決済アプリが57%、クレジットカードが55%と拮抗する。非対面ではクレジットカードが68%と、コード決済アプリを大きく引き離す。対面決済ではキャッシュレス化が浸透するものの、決済手段は多様化している。非対面決済では、クレジットカードが依然として高い。 コード決済アプリの利用はやや少ない傾向にある。(田中克己)

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