ファーウェイ（華為技術）は1号館に大きな展示スペースを確保する。ただし半分以上の展示は招待客のみに紹介するもの。デジタル化とAIが産業全体にもたらす変革のインパクトに焦点を当てて、ICT製品とソリューションを展示した。産業インテリジェンスのリファレンス・アーキテクチャ、インフラからプラットフォーム、アプリの実現に至るまで、デジタルとインテリジェント変革への道を示す。クラウドデータセンターやスマートシティ、スマートファクトリ、スマートモビリティなどを紹介するとともに、金融、エネルギー、運輸、製造、ヘルスケア、輸送など産業別ソリューションも出展する。

　ZTEは「インテリジェントイノベーションの促進」をテーマに、世界各国のパートナーと共同で開発したソリューションとイノベーションを紹介する。スマートホームにも力を入れる。デバイスの新製品では、新世代スマホのnubiaのラインナップなどになる。DNA for Future Network ローンチイベントのイベントでは、ネットワーク・イノベーションの最新情報を共有し、インテリジェントで超効率的かつグリーンなデジタルインフラの構築における取り組みに焦点を当てる。

　シャオミ（小米）は「人×車×家」をテーマに、スマートエコシステムの様々な体験コーナーを披露する。パーソナル・デバイスや自動車、生活空間をシームレスにつなぐことで、コネクテッド・インテリジェンスの新しいスタンダードを形成できるとする。一人ひとりのニーズに適応するこのエコシステムは、先進技術を活用してユーザーの好みを予測、学習、対応し、直感的でパーソナライズした体験を提供するものだという。ブースでは、スマート・リビング・スペースを探検し、パーソナル・デバイス、EV（電気自動車）など多様なIoTデバイスがどのように連携して現代の生活に革命をもたらすかを目の当たりにすることができるという。

　中国テレコムが人を乗せるドローン、AIホームなど、中国モバイルがロボットとホームエージェント、AIエージェントなどを展示する。（田中克己）