メニュー

NEWS&TOPICS

NEWS&TOPICS

2022.07.04

SAP日本法人が倉庫ロボット連携ソリューションを提供開始

 SAPジャパンが6月28日、倉庫ロボット連携ソリューションの提供を開始すると発表した。鈴木章二氏は「6月にハーノバメッセに出展した現場を省人化するもの」と語り、ロボットベンダーらと協業し、エコシステムを作り上げていくと説明する。
 同社の前川純氏は「複数のロボットを導入すると、導入と運用のコストが増大する」と指摘する。しかも、「つなぎコストはユーザー持ちになる」(鈴木氏)。ロボットは各社ごとに仕様が異なり、それをつなぐ費用はユーザーの負担になるということ。そこで、SAPは各社のロボットを連携するソリューションを開発する。倉庫の姿を描いて、その実現に向けて1歩1歩進めていくロードマップを作成する。

 同社によると、倉庫プロセスや倉庫レイアウトをダイナミックに変更しつつ、倉庫オペレーションに自律走行搬送ロボットを活用して対応することは一般化してきた。だが、倉庫現場は変化し続けており、役割に応じた複数のロボットを稼働させることになる。複数の異機種ロボットが稼働する環境の構築と管理は、時間も手間もかかり容易ではなく、結果的に1社のロボットベンダーに依存することになってしまう。それを避けるには、倉庫現場業務を担うロボットと連携する。加えて、在庫管理や商品の処理・移動をサポートする倉庫管理システムと連携し、倉庫タスクを処理するということだろう。(田中克己)

pagetop