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2026.01.28

NVIDIAのCEOがダボス会議で、「AIは国家にとって重要なインフラ」と語る

 スイス・ダボスの世界経済フォーラム年次総会で、NVIDIAのジェンスン・ファンCEOが「AIは人類史上最大のインフラ構築の基盤で、世界的な雇用拡大を促進する」と示唆した。ブラックロックのラリー・フィンク氏との対談の中で、AIが社会にもたらす変革の本質を多角的に語った。

 ファン氏は、AIをエネルギー、チップ・コンピューティング基盤、クラウドデータセンター、AIモデル、アプリケーションからなる「5層のケーキ」を構築・運用には配管工や電気技師、建設作業員、ネットワーク技術者などが必要となり、新たな雇用を生み出すと予想する。また、AIによる仕事の代替について、ファン氏は「労働の性質がタスク(作業)から目的へと移行する過程」と捉えている。例えば、放射線科医がAIを活用して画像解析を高速化することで、より多くの患者を診察し、対話という医師本来の目的に時間を割けるようになる。看護分野でも、AIがカルテ作成などの事務負担を軽減することで、病院の生産性が向上し、その結果、人材採用の好循環が生まれる。

 ファン氏はAIを「国家にとって重要なインフラ」と定義し、「電気や道路と同様、各国が自国の言語や文化、知性を反映した独自のAI能力を構築すべきだ」と主張する。特に産業基盤を持つためには、AIと製造業を融合させたロボティクスが大きなチャンスになるとする。(田中克己)

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