ベネッセホールディングスがこのほど、オンライン学習プラットフォームUdemy Businessの受講データなどから分析した「社会人の学び・リスキリング最新トレンド2023」を発表した。リスキリングという言葉の認知度は社会人全体で昨年の23％から56％と大幅に増えた。「必要」と感じている社会人も56％になる。ただし、実際に取り組んだ人はまだ少ないという。
ChatGTPは全業種で人気講座に急浮上する。大企業（社員300人以上）では、2位のDXがやや下がり、3位のエクセルがやや増える。4位はPython、5位はAIと続く。一方、中小企業では、2位の基本情報と3位の情報セキュリティが増加する。4位はコミュニケーション、5位はPythonになる。中小企業は実務より講座の受講が増加傾向にあるという。
業種別に受講をみると、SIer・ソフト開発もChatGTPのニーズが高まる。情報処理試験関連や情報セキュリティ、Javaも増加しているが、PythonやAzureのニーズが落ち着く。コンサルティングは1位がDX、2位がAI、3位がエクセル、総合商社は1位がダイバーシティ、2位がITパスポート、3位がDXだった。（田中克己）
