セキュリティのプラットフォームなどを提供するタニウムがこのほど、IT運用に関するグローバル調査レポートを公表した。米国と英国の約500社のIT部門の意思決定者に、新型コロナウイルス感染症拡大によるテレワーク化した企業のITやセキュリティオペレーションの実態、大規模なリモートワーク移行下で組織が直面しているセキュリティの課題、企業の今後のIT投資の意向などについて調査を行ったもの。
調査結果によると、テレワークにシフトした約6割の企業が困難に直面したことが分かった。とくに「機密性の高いデータの保護」や「フィッシング」、「メールのクリック」、「権限のない不適切なアクセス」、「機密データの漏えい」、「シャドーIT/未許可アプリの使用」になる。それでも、65%が今後も在宅勤務を継続するとしている。
コロナによる投資の優先順位もある。たとえば投資領域のトップ10は、すべてインフラとセキュリティの関連になる。ちなみに上位5項目は、クラウドインフラ、データ/情報セキュリティ、脅威の検知、セキュリティ/コンプライアンス関連のソフトとサービス、アンチマルウエア・ツール/アンチフィッシング・ツールだ。詳細レポートは以下にある。(田中克己)
https://site.tanium.com/rs/790-QFJ-925/images/PSB_IT_Leads_the_Way_Research_Report_JP.pdf