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IT最新事情

2018.05.15

IT人材白書2018

「IT人材不足がますます顕著になってきた」。IPA(情報処理推進機構)がこのほど発表した「IT人材白書2018」によると、ユーザー企業におけるIT人材の不足感は、量で83.8%(大幅に不足29.3%、やや不足54.5%)、質で86.8%(大幅に不足32.9%、やや不足53.9%)に達し、「大幅に不足」の回答が年々、高まっている。とくに価値創造にかかわるIT人材が足りない。その質的な緩和には、知識や経験を得やすい企業文化・風土が強く関係し、効果があるという。企業文化・風土を醸成する有効な施策は、モチベーション向上などになる。実力に応じた待遇」、「多面的な視点での公正な評価」、「努力やスキル向上、成果などを称える表彰」などIT人材の質向上の施策も必要になる。
一方、IT企業におけるIT人材の不足感で、量の不足感は高まっているものの、質の不足感はこの10年間、大きな変化がない。理由は触れていないが、価値創造より、課題解決型人材を求めているからだろうか。IT企業の構造改革は進むのだろうか。心配だ。(田中克己)
IT人材白書2018のサイト
https://www.ipa.go.jp/about/press/20180424.html

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