メニュー

NEWS&TOPICS

NEWS&TOPICS

2020.05.19

SI需要の減少が鮮明に

 SI需要の減少が鮮明になってきた。情報サービス産業協会(JISA)が4月30日に発表した2020年4~6月期の情報サービス業の売り上げ予測のDI値(売り上げ増加の回答から減少の回答を引いた)は、20年1~3月期の41.4%からマイナス35.0%と80ポイント近く下落した。新型コロナウイルスの感染拡大によるもので、JISAは過去最高の落ち込みを記録したという。

 大幅に下落したのは、受注ソフト(プラス45.3%⇒マイナス43.8%)とソフトウエアプロダクト(プラス37.8%⇒マイナス33.3%)になる。一方、「計算事務等情報処理」や「システム等管理運営受託」、「データベースサービス」は下落するものの、マイナスすれすれ状態だ。業種別では、すべての業種がマイナスになっているが、とくに「製造業」がプラスの32.6%からマイナス48.8ポイントと大きく落ち込んだ。マイナス幅が次いで、大きいのは建設・不動産業のマイナス37.0%、卸・小売業のマイナス34.3%となっている。(田中克己)

pagetop