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2025.07.23

「DXに取り組みメリットが分からない」、DX動向2025

 情報処理推進機構(IPA)がこのほど公表した「DX動向2025」によると、「全社的にDXに取り組んでいる」企業は前回の37.5%から34.4%に減少した。従業員100人以下の中小企業に、DXに取り組まない理由を聞いたところ、最も多かったのが「DXに取り組むメリットが分からない」(53%)だった。日本のDXが進まない典型的な回答に思える。

 なのに、「取り組み成果が出ている」との回答が54.8%と、前回より7ポイント弱も下がった。しかも、その多くが「コスト削減」で、「売り上げを増やす」、「顧客満足度を高める」、「新しいビジネスを創り出す」というものではない。それに取り組む人材もいないようだ。「AIを活用した製品・サービスを企画できる人材」が、「十分いる」はわずか2.2%だ。「まあまあいる」も9.3%にとどまる。(田中克己)

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