モバイルテクノロジーとサービスは、2024 年に世界の GDP の5.8%(6.5 兆ドルの経済価値に相当) を生み出す。MWC2025を主催するGSMAがこのほど公表したモバイルエコノミーレポート2025によるもので、2030年までにGDPの8.4%、11兆ドル弱にまで増加すると予測する。各国の通信事業者やネットワーク機器ベンダーらが5GやIoT、AIなどのモバイルサービスやデジタル技術の開発と販売強化に乗り出す背景でもある。
同レポートは「垂直セクターが恩恵を受ける」と予想し、2024年から2030年の間に主な受益者となるのは製造業(25%)、宿泊・飲食サービス業(17%)、行政(14%)となる。GSMA の別レポートによると、5G スタンドアロンは 2030 年までに企業収益の70%の拡大を牽引し、1270億ドルのビジネスチャンスを生み出すと予想する。オープンネットワークAPIを使用したGSMAオープン ゲートウエイ・イニシアチブによる新しい 5G 機能を公開することで、この機会が加速されるという。