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2023.04.03

23年度新入社員研修、自社への定着と早期離職の防止に力、ベネッセ調べ

 ベネッセコーポレーションがこのほど、23年度の新入社員研修に関わる人材育成担当者643人を対象に、新入社員研修における課題意識・実施状況などを調査結果を発表した、それによると、企業におけるDX人材の育成が進むものの、新入社員にはまず基礎的な社会人・ビジネススキルの早期習得と離職防止に力を入れる傾向がうかがえた。

 新入社員研修に関する課題に感じていることは、「自社への定着・早期離職を防ぐこと」(34.7%)や「業務に必要なスキルや知識・マインドの習得」(33.0%)、「研修で得たことを配属後に活かすこと」(32.5%)などが上位を占める。なので、内定時から研修を実施する傾向が強まっているという。研修の目的は、「会社の基本情報やルールの理解」(64.2%)や「社会人としての意識の醸成」(52.1%」など、社会人として働くうえでのマナーやマインドに関する項目に加え、「基礎的な社会人スキルの習得」(59.6%)や「専門的なスキルの習得」(40.7%)などと回答する。

 研修で習得して欲しいことは、「業務に必要なスキルや知識を早期に習得すること」(47.3%)との回答が最も多かった。そのスキル習得を目的とした研修の内容・形式は、約70%が「セルフマネジメント」や「プレゼンテーション」といったビジネススキルをテーマとしたものになる。「情報セキュリティ」や「DXの基礎」といったIT関連テーマも50%超が実施していることも分かった。形式は、「対面形式」が76.4%、「オンライン形式」が59.9%で、ハイブリッドの実施も半数近くある。(田中克己)

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