メニュー

NEWS&TOPICS

NEWS&TOPICS

2019.07.24

IT技術者はワクワクしているのか

 情報サービス産業協会(JISA)が約4000人のITエンジニアに働き方について調査した。注目したのは、現在のプロジェクトに対する「やる気に基づくワクワク感を6段階」で尋ねたこと。最も回答が多かったのが、ワクワク感HIGH(やる気を感じているし、楽しさも感じている)の41.8%で、次いでワクワク感LOW(あまりやる気も楽しさも感じていない)の26.7%だった。やる気も楽しさも大いに感じているワクワク感MAXは5.7%、逆にやる気も楽しさも感じていないワクワクMINは8.6%である。

 これら回答は、年齢より大きな差はみられないが、クラウドなど先端技術に関与する人のワクワク感が高い傾向にある。社会的に意義のあるプロジェクトやプロジェクトにおける自分の担う役割が明確なことも高い。結果、自分の仕事に見合った報酬を得ていると感じている。

 当たり前のように思えるが、問題はワクワク感のないエンジニアになる。働き方だけで、解決するのは難しいだろう。ヒントの1つは、「自社の企業理念に共感する」と「自社に尊敬する上司・同僚がいる」の2つに、ワクワクするエンジニアが多いことだ。詳細は情報サービス産業白書2019に掲載されている。(田中克己)

pagetop