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2025.08.15

「クラウドやAIをビジネスの前提とする企業」へ、ガートナーがクラウドとAIのハイプ・サイクル2025年が示唆

 ガートナージャパンがこのほど、「日本におけるクラウドとAIのハイプ・サイクル:2025年」を発表した。登場して約20年が経過したクラウドは、企業の既存システムを支えるだけでなく、AIや生成AI、AIエージェント、エージェント型AI、マルチエージェントの開発を推進する基盤へと進化している。同社の亦賀忠明氏は「新たなビジネス・サービスの基盤、さらにはAIによる産業革命クラスのインパクトをもたらす基盤として捉えること」と指摘する。

 同社によると、クラウドやAIはもはや単なるツールではなく、スーパーパワー (想像を絶するテクノロジー) や武器として捉える必要があるという。その一方、クラウド・サービスやソリューションを駆使することで、既存システムに対して数10%もの大幅なコスト削減を実現できる。そして、そこでの余剰をAIや人材などへの戦略投資に回していくのが極めて重要な戦略的アプローチになる。

 とくに注目しているのが「エージェント型AI」だ。亦賀氏は「過度な期待や過小評価に陥らず、自社に合った導入戦略と展開のタイミングを冷静に見極めること」と断ったうえで、「クラウドやAIを活用できる企業から、クラウドやAIをビジネスの前提とする企業へと再定義し、「それを支えるクラウド、AI、データ基盤の整備、時代変化に即した人材のケイパビリティ (スキル、マインドセット、スタイル) の獲得を着実に進めていくことが重要」と示唆する。(田中克己)

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