米ベンチャーキャピタルのペガサス・テック・ベンチャーズがこのほど、2020年に世界で注目されるテクノロジートレンドのトップ10を発表した。1つ目は、製造業におけるAI導入増などによって、AIがより身近になること。高齢化社会に向かう日本の製造現場は自動化に欠かせないこともあり、導入は加速する。2つ目は、IoTが実用化に入ること。アマゾン・ゴーのような店舗も増える。3つ目は、エッジコンピューティングの進化だ。
4つ目は、量子コンピュータの商用レベルでの利用開始。アニス・ウッザマンCEOは「ハードに強い日本のエンジニアらに、この機会に量子コンピュータの技術に積極的に取り組んでほしい」と期待する。5つ目は、宇宙開発分野の進化だ。6つ目は、インターネットの新時代に入り、5Gや衛星を使ったブロードバンドが新たなビジネスを創出すること。7つ目は、ヘルスケアの進化だ。遺伝子レベルでの予防が一般化するだろう。8つ目は、農業の進化になる。高品質な作物を効率的に育てる技術が発展する。9つ目は、自動運転の進化だ。最後が、ブロックチェーンの実用化だ。ここでは、デジタル通貨が最も注目される。(田中克己)